宇治茶の福寿園(京都府木津川市)はカカオの香りのするほうじ茶を発売した。2月のバレンタイン需要をにらみ、普段お茶を飲まない若い世代などに向けて拡販し、顧客層を広げる考えだ。
商品名は「カカオほうじ茶ティーバッグ」。カカオ豆を発酵、ローストした「カカオニブ」とほうじ茶をブレンドした。5袋入り10グラムで432円。全国の百貨店などに出店する福寿園店舗のほか、ネット通販で数量限定で販売する予定だ。
福寿園は1月から、お茶を使ったチョコレート菓子も販売している。カカオの香りのほうじ茶と、味わいの違うお茶やクランチショコラなどを詰め合わせた商品もバレンタイン向けに投入し、贈答需要をつかむ。
お茶を急須で入れる若者世代が減っていることから、福寿園は果物の香りのするフレーバーティーなどで顧客層の拡大を図っている。