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バンナムHD、キャラ創出に250億円 渋谷にライブ施設

バンダイナムコホールディングス(HD)は2018年4月から3年間の経営計画を発表した。新しいIP(知的財産)の創出へ総額で250億円を投資する。田口三昭社長は説明会で「30年ほど前からの作品が今でもIPの売り上げの多くを占めている」と、「機動戦士ガンダム」や「ドラゴンボール」などに続く収益を生むキャラクターが出ていない状況に危機感を示した。

人材や設備などに投資する。IPの創出を担うアニメ制作子会社、サンライズ(東京・杉並)の宮河恭夫社長は「とにかくオリジナルIPを作る。他の制作会社とも組む」と話した。

IPを使った収益を増やすためにライブ事業にも力を入れる。東京都渋谷区に面積が3500平方メートルの土地を約300億円で取得していた。ここにホール、ライブハウス、劇場などの複合施設を20年をめどに設ける。建物も含め投資額は約400億円の見込み。ゲーム対戦競技「eスポーツ」の大会なども開く計画だ。

ライブ事業の強化に向けて映像事業のバンダイビジュアルと音楽事業のランティス(東京・渋谷)を合併させ、「バンダイナムコアーツ」を発足させる。

「新たなIPを作って海外に展開しなければ、10年後から先はビジネスを継続できない」(田口氏)と、中国事業も強化する。17年12月に上海に持ち株会社を設立したうえでゲームなどの事業会社を設立する予定。ガンダムのプラモデル「ガンプラ」をはじめ、中国での玩具関連の売上高を19年3月期に150億円、21年3月期には300億円にするのを目指す。

石川祝男会長と2人の代表取締役を置いてきたが、石川氏は6月の株主総会後に顧問に退く。石川氏は09年に社長に就き、9年間、経営トップを務めてきた。田口氏のもとで経営計画を進める。21年3月期の売上高は7500億円、営業利益は750億円を目指す。

バンナムHDの18年3月期通期の売上高は前期比1.6%増の6300億円。営業利益は仮想現実(VR)ゲーム施設の出店費用などがかさんで9.9%減の570億円の見通し。(桜井芳野)

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