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ブラジル大手紙、フェイスブックへの記事配信中止

【サンパウロ=外山尚之】ブラジル大手紙フォーリャ・デ・サンパウロは8日、米フェイスブックへの記事配信を中止すると発表した。ニュースよりも友人や家族の投稿の表示を優先するようになり、アクセスが急減したことや、広告料の配分比率に対する抗議の意を示したとみられる。フェイスブックを巡ってはメディア界の重鎮ルパート・マードック氏が「ただ乗り」と非難するなど、メディアとの関係に変化が生じている。

フォーリャ紙がフェイスブック上で公開した、配信中止を知らせる記事(フェイスブックから)

広告費の配分に不満、抗議か

フォーリャは8日に公開した記事で「コンテンツを読者へ届ける最善の方法についての社内議論を反映した」と説明。フェイスブックが1月に偽ニュース対策として実施したアップデートの解説に紙面の大半を割き、「ブラジルの10大新聞のフェイスブック経由のアクセスは32%減少した」として配信中止の原因だと示唆した。

また、フェイスブック上で素早くニュース記事を表示するサービス「インスタントアーティクル(記事)」について、「フェイスブックが得た広告販売のうち限られた補償しか得ることができない」と説明。「フォーリャはこの基準を受け入れなかったためにインスタント記事に組み込まれなかった」と、従来から広告費の配分比率に不満を持っていたことを明らかにした。

フォロワーは600万人

フォーリャはフェイスブック上で、ブラジルメディアとしては最大級となる600万人近いフォロワーを抱える。今回の配信中止の発表後もフェイスブック上の公式ページは残している。

フェイスブックは近年、偽ニュースへの対応などで批判されるなか、信頼性を基に報道機関を格付けする方針を示している。これに対し、ニューズ・コーポレーションを通じ数々のメディアを傘下に持つマードック氏が「ニュースの掲載手数料を払うべきだ」と主張するなど摩擦が生じている。

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