2018年9月23日(日)

17年の農産物・食品輸出、初の8000億円台 牛肉など増

2018/2/9 9:35
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 農林水産省は9日、2017年の農林水産物と食品の輸出額(速報)が前年に比べて7.6%増の8073億円だったと発表した。5年連続で過去最高となり、初めて8000億円を突破した。海外での日本産の人気の高まりで牛肉や緑茶などの輸出額が大幅に増えた。ただ伸び率は鈍化しており、19年に1兆円に乗せる政府目標の達成は不透明になっている。

 輸出先を国・地域別でみると、香港が1.3%増の1877億円で最も多かった。2位の米国は6.8%増の1115億円、3位の中国は12.2%増の1008億円だった。4位の台湾は現地で人気の高い大きいサイズのリンゴの不足などで10%減の838億円だった。輸出額全体の7割超をアジアが占めた。

 品目別では多くの農産物が過去最高となった。牛肉は台湾やマレーシアが日本からの輸入を解禁したほか、香港などで好調だった。緑茶も健康志向の高まりや日本食の浸透で米国や台湾向けが伸びた。米国向けに住宅資材を生産する中国への丸太や製材などの輸出も増えた。

 一方、リンゴは贈答用として人気のある大きいサイズが少なく17.7%減った。ホタテ貝も北海道などで稚貝が死滅した影響が残っており、輸出額が大幅に減った。

 政府は19年に農林水産物と食品の輸出額を1兆円に増やす目標を掲げている。伸び率は2年連続で1割に届かず、1~2割増だった過去に比べて鈍っている。目標達成にはアジア以外の国・地域での需要獲得などが欠かせない。

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