2019年2月20日(水)

プロ野球

大器・藤浪、再生なるか 制球難克服へ悪癖封印
キャンプリポート 阪神

2018/2/8 19:55
保存
共有
印刷
その他

レギュラーシーズンを2位で終えながら、DeNAに"下克上"を許した昨季のクライマックスシリーズ。その先発マウンドに藤浪晋太郎の姿はなかった。制球難で伸び悩み、期待に応えられずにいる大器の再生がリーグ優勝には欠かせない。

ブルペンで投球練習する藤浪=共同

ブルペンで投球練習する藤浪=共同

ブルペン入りしたキャンプ初日。197センチの長身右腕の投球から、無駄な力みが消えているように映った。変化球も含めて制球は安定し「いい感触で投げられた。投球のイメージ、(フォームの)タイミングがよかったので、この意識を植えつけたい」と藤浪。見守った金本知憲監督も「球を引っ掛けたり、抜けたりする印象はなかった。こうやっておけばいい、というものをつかんだんじゃないか」と一安心だ。

昨季はともに自己ワーストの3勝(5敗)、防御率4.12。2軍落ちを繰り返し、4月のヤクルト戦では5回9四死球で乱闘を招いている。

「いろんな可能性を探りたい」と臨んだオフ。2年連続でダルビッシュ有に弟子入りし、1月には自身初の海外自主トレで米テキサス州へ。そこでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)3度のドジャースの左腕クレイトン・カーショーに接し、落差の激しいカーブの投法を教わったことが不振脱出の光明となりそうだ。

その習得過程で腕が縦に振れるようになり、リリースポイントが安定してきた効果か、直球がシュート回転する悪癖は影を潜めている。「ブルペンは非常に充実している」と明るく語る。200投球回が今季の目標だ。

再び先発ローテーション入りを目指す立場は、5年目左腕の岩貞祐太も同じ。2年連続の2桁勝利を狙った昨季は5勝10敗と壁にぶつかった。

キャンプのテーマは直球の球威を取り戻すこと。投球動作の途中で静止する「2段モーション」の解禁を受けて、軸足にしっかり体重を乗せてタメをつくるフォーム固めに努めている。「右打者の内角にいい球が集まれば、変化球も生きる」

昨季、自身初の2桁となるチーム最多の12勝を挙げた秋山拓巳は、キャンプ序盤から生命線である低めへの制球力が光る。慢心のない調整ぶりは、金本監督が「よく(下半身を)つくってきていて、それが球に出ている。今の調子でいけば去年より勝つと思う」と目を見張るほどだ。

長らく先発を守ってきたメッセンジャーは36歳、能見篤史は38歳。そろそろ主役交代を、と藤浪らが彼らを突き上げるくらいでないと頂点は見えてこない。

(常広文太)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

プロ野球 一覧

トレーニングのためナゴヤ球場を訪れた中日・松坂(19日)=共同

 右肩の炎症でキャンプから離脱した中日の松坂大輔投手が19日、トレーニングのため訪れたナゴヤ球場で取材に応じ「よくなっていると思う。少しでも早く投げたいという気持ちはある」と復帰への意欲を示した。戻る …続き (19日 18:03)

開幕投手に指名され、報道陣の質問に答える西武・多和田(18日、日南・南郷)=共同

 西武の多和田真三郎投手が今季の開幕投手を務めることが宮崎県日南市でのキャンプ最終日の18日、発表された。4年目で初の大役に「チームの第1戦でとても大事だと思う。恥ずかしくない投球をしないといけない」 …続き (18日 15:28)

記者会見する野球日本代表の稲葉監督(18日、那覇市)=共同

 野球日本代表の稲葉篤紀監督が18日、3月にメキシコ代表との強化試合に臨む日本代表の28選手を発表し、日本ハムの清宮幸太郎内野手やオリックスの吉田正尚外野手、日本ハムの西川遥輝外野手らが初選出された。
…続き (18日 14:00)

ハイライト・スポーツ

[PR]