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大器・藤浪、再生なるか 制球難克服へ悪癖封印
キャンプリポート 阪神

2018/2/8 19:55
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レギュラーシーズンを2位で終えながら、DeNAに"下克上"を許した昨季のクライマックスシリーズ。その先発マウンドに藤浪晋太郎の姿はなかった。制球難で伸び悩み、期待に応えられずにいる大器の再生がリーグ優勝には欠かせない。

ブルペンで投球練習する藤浪=共同

ブルペンで投球練習する藤浪=共同

ブルペン入りしたキャンプ初日。197センチの長身右腕の投球から、無駄な力みが消えているように映った。変化球も含めて制球は安定し「いい感触で投げられた。投球のイメージ、(フォームの)タイミングがよかったので、この意識を植えつけたい」と藤浪。見守った金本知憲監督も「球を引っ掛けたり、抜けたりする印象はなかった。こうやっておけばいい、というものをつかんだんじゃないか」と一安心だ。

昨季はともに自己ワーストの3勝(5敗)、防御率4.12。2軍落ちを繰り返し、4月のヤクルト戦では5回9四死球で乱闘を招いている。

「いろんな可能性を探りたい」と臨んだオフ。2年連続でダルビッシュ有に弟子入りし、1月には自身初の海外自主トレで米テキサス州へ。そこでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)3度のドジャースの左腕クレイトン・カーショーに接し、落差の激しいカーブの投法を教わったことが不振脱出の光明となりそうだ。

その習得過程で腕が縦に振れるようになり、リリースポイントが安定してきた効果か、直球がシュート回転する悪癖は影を潜めている。「ブルペンは非常に充実している」と明るく語る。200投球回が今季の目標だ。

再び先発ローテーション入りを目指す立場は、5年目左腕の岩貞祐太も同じ。2年連続の2桁勝利を狙った昨季は5勝10敗と壁にぶつかった。

キャンプのテーマは直球の球威を取り戻すこと。投球動作の途中で静止する「2段モーション」の解禁を受けて、軸足にしっかり体重を乗せてタメをつくるフォーム固めに努めている。「右打者の内角にいい球が集まれば、変化球も生きる」

昨季、自身初の2桁となるチーム最多の12勝を挙げた秋山拓巳は、キャンプ序盤から生命線である低めへの制球力が光る。慢心のない調整ぶりは、金本監督が「よく(下半身を)つくってきていて、それが球に出ている。今の調子でいけば去年より勝つと思う」と目を見張るほどだ。

長らく先発を守ってきたメッセンジャーは36歳、能見篤史は38歳。そろそろ主役交代を、と藤浪らが彼らを突き上げるくらいでないと頂点は見えてこない。

(常広文太)

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