米金利上昇に警戒感 日米で株価は荒い値動き

2018/2/8 23:42
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米歳出上限の引き上げに金融市場では警戒感が高まっている。7日に米長期金利が再び上昇すると一時は前の日に比べ381ドル高まで上げていた米ダウ工業株30種平均は下げに転じた。終値は19ドル安だ。8日の東京市場でも日経平均株価は荒い値動きになった。株安の連鎖にはひとまず歯止めがかかったが、市場は米国発の材料に身構えている。

米歳出上限の引き上げは米金利の上昇圧力となる。米財務省が7日実施した10年物国債の入札で、応札(購入希望)は発行額の2.34倍と前回の2.48倍を下回った。

この倍率は入札の好不調を示すとされる。「米国債の需給が悪化している」という見方から金利が上昇し、米長期金利は一時2.86%をつけた。5日に2.88%と4年ぶりの高い水準をつけた後は2.70%まで下がったが、低下分をほぼ打ち消した。

日経平均の8日終値は前日比245円(1%)高の2万1890円。朝方は歳出上限問題の前進を前向きにとらえ「リスク回避の動きが和らいだ」(三井住友アセットマネジメントの市川雅浩氏)。一時は330円超上げたが最近の株価急落は米金利の上昇が契機だ。相場変動率を示す指標が高止まりするなど警戒感が台頭し、上げ幅を4円程度まで縮める場面があった。

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