サントリー、浮いた残業代でがん治療支援
サントリーホールディングス(HD)は4月、がんにかかったグループ社員に健康保険の適用外となる先進医療にかかる費用を支援する制度を導入する。重粒子線治療などに使える。共済会に加盟する約1万人が対象で、補助は1人あたり500万円が上限となる。働き方改革で減らした残業代の一部を原資にする。
健康経営に力を入れるなか、働き方改革により浮いた残業代を社員の健康増進策にあてている。2016年9月には、健康診断の受診や1日の歩数などに応じてポイントを与え、たまったポイントを自社の健康食品などの賞品に交換できる制度を導入済みだ。
これらの施策で、士気向上や優秀な人材の確保につなげたい考え。
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