2018年2月19日(月)

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サッカーACL、連覇へのカギは「対中国」
サッカージャーナリスト 大住良之

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2018/2/9 6:30
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 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の新シーズンがスタートする。昨年、浦和が日本のクラブとして10年ぶりに「アジア王者」の座についた。昨季Jリーグで7位の浦和には今年の出場権はないが、Jリーグ優勝の川崎、天皇杯優勝のC大阪、Jリーグ2位の鹿島、そしてJリーグ4位(3位のC大阪が天皇杯優勝を飾ったため)の柏の4クラブが、いずれも初優勝に挑戦する。

プレーオフを勝ち抜いたE組の柏にとって手ごわい相手がそろう=共同

プレーオフを勝ち抜いたE組の柏にとって手ごわい相手がそろう=共同

 今年のACLは開幕が昨年より1週早い。準決勝までアジアを東西に分けて戦い、決勝だけ東西対決になる。東地区4グループの開幕は2月13日。1次リーグは2~4月にそれぞれ2節ずつこなし、4月18日で全6節を終了する。そして8月からの準々決勝に進出するチームを決める「ラウンド16」は5月に開催される。

 日本の4チームはE組に1月30日のプレーオフ(ムアントン戦=タイ、3―0)を勝ち抜いた柏、F組に川崎、G組にC大阪、そしてH組に鹿島が入る。各組のライバルたちを簡単に見てみよう。

 E組には2016年のACL王者で、昨年は出場停止処分だった全北(韓国)がいる。16年のクラブ・ワールドカップで話題を独占したのは決勝進出を果たした鹿島(開催国枠で出場)だったが、5位となった全北の強さは衝撃的だった。完成されたチームプレー、変幻自在の戦術など13年からチームを率いる名将・崔康熙(チェ・ガンヒ)氏の指導が浸透し、熟成しているからだ。今季も198センチのFW金信煜(キム・シンウク)、大ベテランFW李同国(イ・ドングク)という韓国人FWを先頭に押し立て、力強さを保っている。

 昨年の中国スーパーリーグ3位で、プレーオフでセレス(フィリピン)を2―0で下してACL初出場を果たした天津権健(中国)も柏にとって手ごわい相手だ。MFにベルギー代表ヴィツェル、FWにブラジル代表のアレシャンドレ・パト、フランス代表のモデストを擁し、攻守のバランスがよいチームだ。監督には1990年代にユベントスなどで活躍したポルトガル人のパウロ・ソウザ氏が就任した。

 E組のもう1チームは香港の傑志。かつてC大阪でプレーしたウルグアイ代表のレジェンド、FWディエゴ・フォルランが加入し、話題になっている。

小林(中央)らがけん引する川崎の最大のライバルは上海上港になりそうだ=共同

小林(中央)らがけん引する川崎の最大のライバルは上海上港になりそうだ=共同

 F組の注目は昨年準決勝に進出した上海上港(中国)だ。今年もプレーオフから勝ち上がってきた。監督はポルトガル人のビットル・ペレイラ氏に代わったが、MFオスカル、FWフッキ、エウケソンのブラジル代表トリオ、MFアフメドフ(ウズベキスタン代表)、FW武磊(中国代表)と、昨年と同様、攻撃陣の「個の強さ」を誇る。川崎にとって最大のライバルになるのは間違いない。

 韓国からこの組に入ったのは元神戸FWの金度勲(キム・ドフン)氏が監督を務める蔚山現代。元柏の韓国代表DF金昌洙(キム・チャンス)、そして鳥栖から移籍した日本代表FW豊田陽平ら、日本のサッカーを知り尽くしたメンバーが並んでいる。メルボルン・ビクトリーは2年ぶりの出場。コソボ代表FWベリシャとニュージーランド代表FWバルバルセスの2トップが強力だ。ただ、現在進行中のオーストラリアAリーグでは失点が多く中位(10クラブ中5位)にとどまっている。

 C大阪にとってG組最大のライバルはやはり中国勢、過去2回ACL優勝の広州恒大だ。15年から中国スーパーリーグ3連覇、ACL優勝にも導いたルイス・スコラリ監督が昨年11月に退任してイタリア人のカンナバーロ氏が2年半ぶりに監督に復帰、ブラジル代表FWグラル、コロンビア代表FWマルティネスに加え、今季はセルビア代表MFグデリを補強して3回目の優勝を目指す。

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