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富士フイルムと武田薬品 再生医療で提携

富士フイルムは8日、武田薬品工業と再生医療分野で提携すると発表した。富士フイルムの米子会社、米セルラー・ダイナミクス・インターナショナル(CDI)が開発中のiPS細胞を使う心疾患向け再生医療製品の開発・販売を共同で手がける方針。製造ノウハウを持つ富士フイルム側と、臨床試験(治験)や医薬品の販売に強い武田側の思惑が一致した。

対象にするのは重症の心不全患者向けで心筋の機能を回復する製品。2019年にも米国で治験に入る見込みで、現在は動物実験などを進めている。武田薬品工業は17年、試薬を手がける和光純薬工業を富士フイルムに売却した。両社が共同事業を始めるのは今回が初めて。

武田薬品工業は主力研究拠点の湘南研究所(神奈川県藤沢市)で再生医療の研究を手がけている。15年には京都大学iPS細胞研究所と共同研究を開始。双方から計100人の研究者を集め、10年間で約300億円をかける考えで、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、糖尿病、がん、心不全といった疾患を対象に、iPS細胞を使う創薬を目指している。

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