島津製作所、最先端がん治療 米国立研と研究

2018/2/8 1:00
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島津製作所は米国立がん研究所(NCI)と最先端のがん治療に関する共同研究を始めた。近赤外光を患部に当ててがん細胞を壊す「がん光免疫療法」の実用化に向け、医療機器を開発する。同社の医療機器は診断用の製品が大部分を占めており、治療用の品ぞろえも拡充し、成長分野の機器を強化する。

近赤外光は可視光と赤外光の間にある電磁波。がん光免疫療法は、がん細胞に結合する抗体と近赤外光に反応する色素を組み合わせた薬剤を患者に投与し、近赤外光を当ててがんを破壊する仕組みだ。がんを狙い撃ちし、短時間で破壊できるという。

NCIの小林久隆主任研究員が中心となり、開発を進めている。米国では頭頸(けい)部がんの治験を実施しており、今春には国内でも始まる予定だ。島津製は近赤外光の技術を使って薬剤が標的となるがんに集まっているかを確認したり、がんを破壊したりする機器を開発する。主力の分析機器で尿の成分を調べ、がん細胞の破壊に成功したかを確認できる技術も確立したい考えだ。

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