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五輪の舞台、宇野らしく 動じず鮮やかに4回転

フィギュア男子 本番リンクで初練習

フィギュアスケートが行われる江陵アイスアリーナでは7日、競技開始が2日後に迫り、女子で昨季世界選手権2位のケイトリン・オズモンド(カナダ)、宮原知子(関大)らトップ選手が続々と公式練習に姿を見せ始めた。男子の金メダル候補である宇野昌磨(トヨタ自動車)も本番リンクで初滑り。いや応なく高まる五輪ムードにも動じず、構えず、宇野らしくジャンプの感触を確かめている。

本番のリンクで練習する宇野

6日夜遅くに選手村入りした宇野は練習の序盤こそ動きが硬かったものの、最後には4回転のフリップ、ループ、トーループと3種類すべて成功させた。ショートプログラムの曲を流した練習でも、4回転トーループと3回転の連続ジャンプなどを鮮やかに決める。

「すごいよかった」。宇野本人も認める充実した内容だが、油断はない。「今、調子がいいと落ちていく。でも落ちていくものを無理に拒否せず、受け入れて(調整して)いきたい」と、少し素っ気ない口調で話した。

昨年の四大陸選手権でも使用されたリンクは青いトーンから、五輪マークの入った紫を基本にした色調に変わり、五輪ムードに一変した。興奮する五輪デビュー選手が多いが、マイペースの宇野は淡々と話す。「どこにでも五輪マークがあるので、まだ五輪という気持ちはない。規模は違うけど(運営も)アジア大会と似た感じで特別変わったイメージはない」

五輪前の最終戦、1月末の四大陸選手権フリーでは4回転のフリップとループで回転不足をとられ、結局、2位に終わった。フリップは転倒したからだが、ループは成功したと思っただけに後味は悪かった。ただ、あまり深刻に考えているふうでもない。「質のいい4回転ループが練習で跳べているから、試合でも跳ぼうと思うだけ。むしろ、他のジャンプをしっかり跳びたい」と話す。

四大陸が終わってから「プログラムに関して今季一番詰めた練習ができた」という自負もある。調子がよかろうが悪かろうが、練習で積み上げてきたものは出せることは宇野の真骨頂でもある。

宇野や宮原らの世代には、前回ソチ五輪の浅田真央さんの姿が強烈に焼き付いている。「どの試合もそのときの考え方、コンディション、様々な状態がかみ合って結果が出るもの。ただ、五輪になると(テレビで見て)いつもより体が動かなくなることが多いのかな、と思う。でも、それは体験してから考えたい」

五輪への先入観がないのは初めて出る選手の強みだ。あれこれ想像を膨らませて緊張しても意味はない。「悔いを残さず、最後まで笑顔で終われたらいい」。宇野は宇野のペースで五輪もそのまま疾走していく。(平昌=原真子)

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