2018年11月14日(水)

現代自、燃料電池車でソウルから平昌まで自動運転

自動運転
BP速報
2018/2/7 18:00
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日経テクノロジーオンライン

韓国の現代自動車は、燃料電池車を使い、ソウルから平昌まで約190kmを自動運転で走行したと2018年2月4日に発表した。燃料電池車で米自動車技術者協会(SAE)基準の「レベル4」の自動運転走行に成功したのは、世界で初めてだとしている。

高速道路での自動運転走行を実現した燃料電池車「NEXO」

高速道路での自動運転走行を実現した燃料電池車「NEXO」

韓国ではこれまで、自動運転での公道走行は、限られた区間を限られた速度でしか許可されていなかった。今回初めて、韓国の高速道路の最高制限速度である110km/hで走行した。

走行車両は、18年3月から市販予定の燃料電池車「NEXO(ネクソ)」をベースに、5G通信技術を備えたレベル4の自動運転機能を搭載している。ベース車と外観は変わらないが、自動運転機能に必要なセンサーとしてカメラとLiDAR(ライダー)を追加した。

自動運転用に追加したセンサー(緑色で表示)

自動運転用に追加したセンサー(緑色で表示)

3種類のセンサーの測定範囲

3種類のセンサーの測定範囲

自動運転中は大量のデータを車載システムで処理するため、多くの電力を消費する。NEXOは1回の水素充填で航続距離800km以上を走行できる燃料電池を搭載しているため、消費電力の増加は問題にならない。

「CRUISE」と「SET」ボタンを押すと自動運転機能がすぐに作動する。ソウルから平昌までの走行で、高速道路ではクルマの流れに反応して合流し、車線変更や追い越しをスムーズに行い、ノンストップ自動料金収受システム「ハイパス」を利用して料金所を通過した。

現代グループは、21年までにスマートシティーでレベル4の自動運転システムを実用化し、30年までには無人自動運転技術の商業化を計画している。また、自動運転車の実用化に向けてV2X技術の研究やインフラ構築も行っており、17年10月には米国のモビリティー研究機関のACM(American Center for Mobility)の最先端試験施設の建設に500万ドルを投資することを発表した。

(日経テクノロジーオンライン 櫛谷さえ子)

[日経テクノロジーオンライン 2018年2月6日掲載]

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