2019年9月20日(金)

LNG新会社、4月メド 四国電・東京ガスなど
400億円投資、新居浜に基地

2018/2/7 1:31
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四国電力は6日、東京ガス住友化学の両グループと組み、液化天然ガス(LNG)を供給する新会社を4月をメドに設立すると発表した。愛媛県新居浜市に400億円かけ四国最大の基地を建設。環境負荷の低い原燃料として、まず住化グループに安定的に供給する。また参画する四国ガス(愛媛県今治市)と周辺の一般工場向けの販路を開拓し、電力販売を補完する事業に位置づける。

東京ガス子会社などはLNG基地事業の共同記者会見を開いた(6日、松山市)

新会社「新居浜LNG(仮称)」とLNG基地は住友化学愛媛工場内に置く。資本金107億円。四国電、住化、同子会社の住友共同電力(新居浜市)、東京ガス子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京・港)、四国ガスの5社共同出資とする。設備設計、保守運営など5社の強みを持ち寄る。

LNG基地は6月に着工し2022年の操業を目指す。外航船が着岸できる海上バース、気化器、ローリー出荷設備を整備。LNGタンク23万キロリットルは四国最大となる。四国には四国電子会社の坂出LNG(香川県坂出市)の基地(タンク18万キロリットル)があり、2大拠点となる。

LNGは海外から調達し、住化愛媛工場の原燃料用のほか、敷地内に住友共電が新設する火力発電所(出力15万キロワット)の発電燃料用に販売。住友共電は現在、石炭・重油の火力発電所から主にグループに送電している。環境配慮の面からもLNG発電を活用していく。

今回の構想は17年5月に公表し、事業化へ調整を進めていた。四国電は新会社を通じて住化への燃料販売で安定的な利益を確保できる。さらに構想段階から新たに四国ガスが加わったことで、周辺の一般向けへの販路拡大が期待でき「電気だけでなく、使用形態に応じた最適なエネルギーを供給できるようになる」(四国電)。

新基地周辺には住化以外にも重油や石炭を使う大規模工場が集積しており、燃料転換を促していく。四国ガスは「地元のガス事業者として培ってきた都市ガス、LNGの供給・販売、ガス導管の建設・維持管理などのノウハウを生かす」としている。

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