2019年1月20日(日)

冷たい風、日本海で合流 大雪降らせるJPCZ

2018/2/6 21:28
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北陸を中心に日本海側の広い範囲で大雪となったのは、日本海で次々に発生した雪雲が上陸したため。雲を発生させたのは、大陸からの冷たい風が合流してできる「日本海寒帯気団収束帯」(JPCZ)だ。

シベリア付近から流れ出した寒気は、朝鮮半島の付け根付近にある山脈を越えられずに二手に分かれる。分かれた風が日本海で再び合流するところがJPCZで、冷たい風同士がぶつかることで上昇気流ができる。

この風は日本海を渡る間に対馬暖流からの水蒸気を含んでいるため、上昇すると水蒸気が急激に冷やされて雲ができる。JPCZでは雲が次々に形成され、北陸など日本海側に流れ込んで大雪を降らせる。

通常の雪雲は、冷たい風が上陸した後、山地で持ち上げられてできるものが多い。JPCZができると雪雲が発生してから上陸するため、沿岸に近い平地でも降雪量が増えるのが特徴だ。

JPCZは気圧配置や気流によって発生する場所や雲が流れ込む位置が変わる。今回は北海道の西に低気圧が停滞したため、長時間、気圧配置が変わらず、JPCZも動かなかった。

さらに、日本列島に流れ込んでいる寒気自体が非常に強く、上空、地上とも平年より気温が低くなっている。このため、雲から落ちた雪が解けずに地上に届き、積もっていった。〔共同〕

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