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三菱ケミHDの今期、純利益28%増に上方修正 アクリル樹脂など好調

2018/2/6 20:30
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三菱ケミカルホールディングスは6日、2018年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比28%増の2000億円になりそうだと発表した。従来の最高益予想(15%増の1800億円)からさらに上振れする。アクリル樹脂原料や石油化学製品の販売価格が上昇し採算が改善。産業ガスも半導体向けなどに需要が伸びる。

売上高にあたる売上収益は11%増の3兆7400億円と、過去最高だった従来予想から400億円積み増した。売上収益や純利益の上方修正は今期に入り2度目。

業績をけん引するのは基盤素材を扱う「ケミカルズ」部門だ。同部門の営業利益は1445億円と前期比2.3倍に拡大する見込みだ。

アクリル樹脂原料は競合他社の生産トラブル頻発で需給が逼迫し、16年から価格が上昇基調だ。18年初めの価格は1トン2440ドルと1年前に比べて3割高い。同社は供給能力で世界全体の4割を握り、市況改善の恩恵が大きい。

炭素事業でも電炉に使う黒鉛電極やリチウムイオン電池部材に使う製品などの需要が拡大し、値上げが浸透している。

産業ガス部門は半導体製造プロセスで使う特殊ガスの需要が好調だ。半導体メモリーの記憶容量を高める3次元化が進み、半導体メーカーのガス消費量が伸びている。

半面、付加価値の高い製品群を扱う機能商品部門は収益改善が遅れている。同部門の営業利益は4%増の980億円と、従来予想より10億円引き下げた。

ナフサ(粗製ガソリン)など原料上昇の価格転嫁が遅れているほか、スマートフォンのディスプレー向けフィルムの需要が弱含んでいる。同フィルムは「中国メーカーなどの機種の売れ行きがよくない」(小酒井健吉・最高財務責任者)という。

同日発表した17年4~12月期連結決算は、売上収益が前年同期比13%増の2兆7622億円、純利益が28%増の1689億円だった。アクリル樹脂原料の採算改善が利益を押し上げた。

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