2018年9月23日(日)

準天頂衛星で渋滞緩和、豊通やMSJがタイで実験

自動運転
BP速報
2018/2/6 23:00
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日経テクノロジーオンライン

 豊田通商は、マゼランシステムズジャパン(MSJ)やゼンリンデータコム、グローバル測位サービス(GPAS)らと共同で、準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)「みちびき」の高精度測位を用いた運転支援システムの実証実験を、2018年3月にタイで実施する。みちびきの測位信号と測位補正データを受信するマルチGNSS受信機をバンコク市内のタクシーに搭載し、車線単位での渋滞情報を生成・配信することで混雑緩和を目指す。

準天頂衛星システム「みちびき」を活用するガイダンスシステムのイメージ。みちびきの測位信号とMADOCAの補正データを使って取得する高精度な車の位置情報から、車線単位での渋滞情報を生成する。(画像:豊田通商のリリース)

準天頂衛星システム「みちびき」を活用するガイダンスシステムのイメージ。みちびきの測位信号とMADOCAの補正データを使って取得する高精度な車の位置情報から、車線単位での渋滞情報を生成する。(画像:豊田通商のリリース)

 実証実験は、日本貿易振興機構(JETRO)の「日ASEAN新産業創出事業」の採択事業の一環である。これまで豊田通商は、米国のGPSを用いた渋滞情報配信サービスをタイ国内で提供してきたが、GPS単独では車線単位での測位ができなかったという。

収集した測位情報から渋滞回避ルートを案内するナビゲーションソフトウエアの画面イメージ。(画像:ゼンリンデータコムのリリース)

収集した測位情報から渋滞回避ルートを案内するナビゲーションソフトウエアの画面イメージ。(画像:ゼンリンデータコムのリリース)

 そこで今回の実験では、GPSとみちびきの測位信号に加えて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した高精度軌道・クロック推定ツール「MADOCA(Multi-GNSS Advanced Demonstration tool for Orbit and Clock Analysis)」によるグローバル補正データ、現地の電子基準点から収集するローカル補正データを組み合わせて解析する。これらのデータを受信可能なMSJ製の多周波マルチGNSS受信機をタクシーに搭載し、その測位情報を収集して生成する渋滞情報に基づいて、ドライバーに混雑を避けるルートを案内するシステムを構築する。

実証事業の主な参加企業。(画像:豊田通商のリリース)

実証事業の主な参加企業。(画像:豊田通商のリリース)

 MADOCAのデータ配信をGPASが、渋滞情報の生成・配信システムの構築を豊田通商グループのネクスティエレクトロニクスが手掛ける。ルートガイダンスを含むナビゲーションソフトウエアをゼンリンデータコムが提供する。実証事業期間は17年12月から18年4月までの予定。

(日経テクノロジーオンライン 内山育海)

[日経テクノロジーオンライン 2018年2月5日掲載]

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