2018年8月15日(水)

ココナラ、スキルシェアに「プロ」認定制度

スタートアップ
2018/2/5 14:11
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 個人スキルのフリーマーケットサイトを運営するココナラ(東京・品川)は、高いスキルに絞り込みマッチングする「PRO(プロ)認定制度」を2月下旬に始める。デザイナーや翻訳家などを想定し、ココナラでの購入者の評価に加え、受賞歴などの実績、機密保持の確認といった項目を審査し、認定者を別枠で扱う。ランサーズ(東京・渋谷)などが先行するビジネス特化クラウドソーシングの市場に本格的に乗り込む形で、競争が激しくなりそうだ。

ココナラのPROは主に法人の利用を想定し、3カ月で認定100人をめざす

 ココナラは認定希望者を5日から受け付け、審査を始める。2月下旬時点ではプロ数十人でスタートし、3カ月後に100人まで増やす計画だ。最低価格は最低3万円(税別)からとして、現状の500円(同)とは別に最初からハードルを高くした。

 ココナラのサービスは2013年に始まり、足元で会員は70万人に達した。スキルや知識を出品する側は当初アマチュアが多かったが、ココナラで経験を積みフリーランスで本業として稼ぐ個人が増えている。購入者側でもデザイン、翻訳などのビジネス用途の需要が拡大してきた。このため新設のプロに認定ラベルをつけフリマで目立つようにし、双方が目的を明確にして取引しやすくする。

 ココナラは過去の業界での受賞歴や納期、情報管理を審査して、安心して取引できるようにする。顧客サポート面でもプロに関しては問い合わせの回答を通常より早くするようにする予定だ。

 また、プロ認定とは別に2月中旬からビデオチャット機能も追加する。これまで対面でないと難しかった英会話や楽器、面接の指導などが容易になる。映像を介したメークの指導やファッションの助言、キャリア相談なども可能。双方がビデオチャットする時間を決めて、1回のネット接続で60分までチャットできるようにする。

 ココナラのプロはランサーズやクラウドワークスが手がけるクラウドソーシングと競合する。ココナラは従来C2C(個人間取引)を中核に成約手数料を得てきたが、1件あたりの単価が高いビジネス用途の分野を明確に切り分けて、収益源を広げランサーズなどを追い上げる。

 スキルシェアの市場では、ストリートアカデミー(東京・文京)などが習い事分野で伸ばしてきた。またメルカリ(東京・港)が今春に参入する計画で、フリマで培った知名度やC2Cのノウハウを生かすとみられ注目を集めている。メルカリはすでに外国語教師のマッチングを手がけるフラミンゴ(同・渋谷)に少額出資し、連携したサービスも始めた。類似サービスが増える中、各社はサービスの違いを出す工夫も求められそうだ。

(企業報道部 加藤貴行)

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