2018年11月21日(水)

ドイツ大連立、5日も交渉継続へ 医療・雇用で溝

2018/2/5 8:04
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【ベルリン=石川潤】メルケル独首相率いる第1党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党のドイツ社会民主党(SPD)による大連立政権の樹立に向けた交渉は、期限としていた4日までに合意できず、5日も継続することになった。SPDが強く主張している医療保険改革や有期雇用契約の制限などで、なお溝が残っている。

両党は5、6日をあらかじめ交渉の予備日として設定していた。交渉が難航しているのは医療保険改革と有期雇用契約の制限だ。SPD執行部が1月の党大会で、党の主張をより反映させると約束した重点分野だが、CDU・CSUは医療現場や企業に混乱を与えるとして慎重な姿勢を崩していない。

SPDはもうひとつの重点分野だった難民の家族の受け入れで、流入を制限したいCDU・CSUの主張に押し切られている。SPDは大連立への反対論が根強い党内を説得するためにも、政権協議で目に見える成果を得たい考えとみられる。

両党が連立合意に至っても、SPDは約44万人いる党員の投票で政権入りの是非を最終判断する方針だ。党員投票で政権入りが否決されれば合意は白紙に戻る。

連立政権が実現すれば、2017年9月の連邦議会選挙から続くドイツの政治空白が終わり、メルケル氏は首相4選の道が開ける。SPDの党員投票は結果判明までに数週間かかる見込みで、新政権の発足は順調に進んでも3月ごろとみられる。

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