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与党は沖縄知事選へ弾み 野党は共闘実現も及ばず

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先がある沖縄県名護市の市長選で4日、移設工事を進める安倍政権が支援した新人が当選を決めたことで、与党内には「有権者が経済や暮らしを重視する訴えに耳を傾けた。秋の沖縄県知事選に弾みがつく」(自民党幹部)と歓迎する声が広がった。国政での足並みの乱れを乗り越え、移設反対の現職支援で共闘した野党は「力及ばなかった」(民進党の篠原孝選対委員長)と悔しさをにじませた。

自民党の塩谷立選対委員長は記者団に「基地への対応と、地元の経済、教育、福祉を両立させようという訴えが市民に理解された」と勝因を分析。名護市辺野古への移設工事を「計画通り進めていく」と明言した。

公明党の斉藤鉄夫選対委員長はコメントで「『活気あふれる名護』という候補の訴えに、8年間停滞した市政を転換したいという市民の思いが重なった」と強調した。

昨年末から沖縄では米軍機のトラブルが相次ぎ、自民党の松本文明衆院議員はそれに関連するやじを飛ばして内閣府副大臣を引責辞任した。塩谷氏は「危機感を持って対応したが、結果を左右するような影響はなかった」と安堵した。

与党と共に新人を推した日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「多数の民意を得たのは喜ばしい」との談話を出した。

敗れた現職は国政の5野党が支援した。篠原氏は談話で「結果を厳粛に受け止め、今後の糧とする」と表明。自由党の小沢一郎共同代表は「辺野古移設反対の立場が選挙結果につながらなかったのは誠に残念だ」との談話を発表した。社民党の又市征治幹事長は「辺野古移設問題の争点隠し戦術に加え、安倍政権の大攻勢の前に残念ながら及ばなかった」と談話で無念さをのぞかせた。〔共同〕

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