沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設が最大の争点となった任期満了に伴う名護市長選は、4日午後8時で投票を締め切った。深夜に大勢が判明する見通しだ。共同通信社が実施した出口調査では、移設反対で3選を目指す稲嶺進氏(72)と、安倍政権が支援する渡具知武豊氏(56)が横一線で激しく競り合っている。開票は午後9時から。
政府は昨年4月、辺野古沿岸部の護岸埋め立て工事に着手し、県は工事差し止めを求めて那覇地裁に提訴した。政府は工事を加速させている。
市選挙管理委員会によると、午後7時半現在の投票率は30.73%で、2014年の前回同時刻を9.49ポイント下回っている。
3日までの6日間の期日前投票者数は2万1660人。当日有権者数4万8781人の約44%で、前回を5825人上回った。〔共同〕