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「4番打ちたい」 西武・山川の気概にプロをみた
編集委員 篠山正幸

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2018/2/6 6:30
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抱負は?と問えば「与えられた打順で役目を果たしたい」と答える打者が多いなか、あれほど強い「4番」への執着をみたのは久しぶりだった。西武の5年目、山川穂高(26)。「一番打ちたい打順」として、中村剛也(34)らとの争いに臨む。その意欲が、10年ぶりのリーグ優勝への原動力になるかもしれない。

山川は4番への決意を新たにしている

山川は4番への決意を新たにしている

体形が似ていることや、その長打力から、おかわり君(=中村)二世ともいわれた山川だが、自分の名で、大きく羽ばたきはじめた。

2軍暮らしの期間もあった昨季は78試合の出場にとどまった。それでも4年目で自己最多の23本塁打、61打点をマーク、大器の片りんを示した。チームの59年ぶり13連勝の中では楽天・則本昂大からの2打席連発を含む1試合3発の本塁打ショーもあった。

一昨年までは打てない打席が続くと、スイングが小さくなり、一発長打の持ち味が消えるという悪いサイクルにはまっていた。しかし、昨季は新たに就任した辻発彦監督の辛抱強い起用もあり、吹っ切れたようにスイングし続けた。

「自分はレギュラーじゃない」

しばらくは打率も2割そこそこ。それでも、辻監督はラインアップから外さなかった。1年かかっても、この打者を育てるという意思がうかがえた。しかし、それははたから見ているからわかることで、本人にその余裕はなかったし、監督のおうようさに甘えるつもりもなかった。「毎打席、これで打てなかったらおしまいというつもりでやっている」と言い続けた。

年が明けても、その口調は変わらぬままだった。「自分はレギュラーじゃない。キャンプからアピールして、シート打撃、紅白戦、オープン戦と持ち味を最大限に出していかないといけない」。自主トレ公開日の1月18日のコメントだ。

現在の立ち位置としては「レギュラー定着」と「4番獲得」はほぼ同義のものといっていいかもしれない。

昨季は4番も任された。その座について見えたものがあるという。

それまでは中村ら4番の打席を遠くからうかがうのみだったが、そこに座ってみて「打てなかった、じゃすまない。(投手の)攻め方も違う」と感じた。「それを打ち破ってこその4番だし、だからこそ4番を打ちたい」

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