2018年12月12日(水)

川内原発の事故想定で訓練 鹿児島、再稼働後3度目

2018/2/3 8:50 (2018/2/3 12:17更新)
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九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)で重大事故が発生したことを想定し、鹿児島県など原発周辺の自治体は3日、防災訓練を実施した。1、2号機が新規制基準に適合し2015年に再稼働して以降、大規模な訓練は3度目となる。

訓練は、震度6強の地震で川内原発の一部が電源を失い原子炉を冷却できなくなったとの想定で、山間部に住む高齢者らの避難支援や、地震で家屋が倒壊した被災者が安全に屋内退避できる態勢を整えるのが目的。鹿児島市の桜島や宮崎、鹿児島県境にある霧島連山など火山噴火の影響は今回想定していない。

県庁に立ち上げた災害対策本部では、テレビ会議などを通じて状況報告を受け、三反園訓知事は「国、関係市町や自衛隊などと連携しながら、住民避難に全力で取り組む」と表明した。薩摩川内市のグループホームでは、車いすに乗った入居者2人が施設関係者と共に九電の福祉車両に乗り込む訓練を行った。

薩摩川内市の旧湯田小での屋内退避訓練には住民30人弱が参加。地区会長の北野敏彦さん(74)は「これまでは家の中に避難するだけの訓練が多かった。実際に体験できてよかった」と語った。主婦、井龍慶子さん(57)は「訓練をきっかけに勤め先から夫がどう合流するかなどを打ち合わせできた。帰ってからも相談をしたい」と話した。

訓練の結果は、川内原発の安全性などを検証する県の専門家委員会で議論して避難計画の実効性の向上に生かす。川内1号機は現在、定期検査中で、2号機が4月に定期検査に入る予定。〔共同〕

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