三重苦が引き起こした相場急落
NQNニューヨーク 滝口朋史
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年明け以降快走を続けていた米株式相場が調整局面入りの瀬戸際に直面している。2日のダウ工業株30種平均は665ドル安と急落した。下げ幅はリーマン・ショック直後の2008年12月1日以来の大きさだった。米長期金利の急上昇など相場の逆風となる3つの悪材料が重なり、投資資金が雪崩を打って流出した。
ひとつ目の悪材料は金利上昇。米労働省が発表した1月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数は前月比20万人増と...
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