輸送機が車止め越え走行 試運転中に、空自小牧基地
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2日午前8時20分ごろ、愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地で、エンジンの試運転をしていた同基地所属のKC130H空中給油輸送機が、車輪止めを乗り越え動きだすトラブルがあった。搭乗していた整備員の隊員がエンジンを停止してブレーキをかけ、試運転場から草地までの計約130メートルを走行して止まった。けが人はいなかった。
小牧基地によると、滑走路を供用する県営名古屋空港に発着する民間航空機への影響もなかったという。
試運転はプロペラエンジンの部品の交換に伴う整備作業の一環。2種類のブレーキをかけて主脚に車輪止めを施した上で、午前7時20分からエンジンを動かし、5人がコックピットを含む機内で、1人が機外で作業に当たっていた。トラブルがあった際はエンジン4基全てが動いていた。小牧基地が原因を調べている。〔共同〕