千葉駅ビル開業で人の流れ変化 ちばぎん総研調べ

2018/2/1 23:00
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2017年9月のJR千葉駅ビル開業後、駅周辺の人の流れの変化が鮮明になっている。ちばぎん総合研究所(千葉市)が同年10月に実施し、このほど発表した調査結果によると、駅近辺に一定時間以上とどまった滞在人口は、1年前と比べ7%増加した。市川市や船橋市など千葉県内の総武線沿線地域からの来訪者も増えており、商圏が広がっているようだ。

JR千葉駅ビルの開業で滞在人口が増加

調査は平日と休日に1日ずつ実施した。NTTドコモが携帯電話の所有者から得たデータをもとに、午前8時~午後8時の滞在人口を推計。千葉駅と隣接するそごう千葉店、16年11月に閉鎖した旧パルコ千葉店の3区域の周辺500メートル四方で15分以上滞在した人数の推計値を、1年前と比較した。

滞在人口が増えたのは千葉駅とそごうの2エリア。特に休日はいずれも1割以上伸び、駅近辺の滞在人口は12時間で約7万3000人だった。居住地別にみると、市川市が17%増、船橋市が7%増と伸び幅が大きかった。都内への交通利便性が高い「千葉都民」が多い県北西部から来訪者が増えている。

性別をみると女性の増加幅が男性を5ポイントほど上回っており、ちばぎん総研の観音寺拓也主任研究員は「買い物を目的とする女性客を吸い寄せている」と分析する。1時間ごとに比べると、千葉駅とそごう周辺の両方で、正午から午後3時までの増加率が1割を超え、昼食目的の滞在が増えているとみられる。

ただ、この調査と同時に目視で実施した通行量調査では、千葉駅前の通行量は14%増だった。滞在人口の伸び率は千葉駅とそごう周辺を合わせても8%で、観音寺氏は「滞在時間を延ばし、お金を使ってもらう余地は大きい」と指摘する。

一方、旧パルコ周辺は平日と休日を合わせて17%減少し、閉店によって街の集客力が低下している現状が浮き彫りになった。

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