クアルコム、サムスン電子と技術提携 買収防衛に策

2018/2/1 18:42
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米半導体大手のクアルコムは1月31日、韓国サムスン電子との提携関係を強化すると発表した。スマートフォンを開発する際にサムスンがクアルコムの特許を使えるようにする長期契約を結び、2023年までクアルコムは端末価格に応じた特許使用料をサムスンから受け取る。携帯端末に関わる様々な技術についても、複数年にわたる戦略提携を結んだという。

すでに取引のある顧客との契約更新ではあるが、同業のブロードコムからの敵対的買収にさらされているクアルコムにとって意義は大きい。

意義の1つは世界最大のスマートフォンメーカーからの特許料収入を23年までは確保できることだ。アップルが法廷係争を理由に特許料の支払いを拒否するなかで、業績の下支えになる。ブロードコムとの委任状争奪において、株主の支持を得る材料にもなる。

今回の提携には韓国の競争法当局が科した制裁金に対するクアルコムの不服申し立てについて、サムスンが異議を唱えないようにすることも含んでいる。世界各地で独占禁止法違反を指摘されているクアルコムにとっては、リスクの軽減につながる。

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