トランス脂肪酸規制に先手 雪印メグ、マーガリン刷新

2018/2/1 15:36
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雪印メグミルクは1日、家庭用のマーガリン類とショートニングの全ての商品で、3月からトランス脂肪酸を多く含む油脂の使用を取りやめると発表した。米国で使用規制が始まるのを前に、マーガリン商品などへのネガティブなイメージを抑えたい考えだ。

マーガリン類などでトランス脂肪酸を多く含む油脂の使用を取りやめる

トランス脂肪酸はスナック菓子やマーガリンなどに多く含まれており、心臓疾患などのリスクを高めるとされる。米国ではトランス脂肪酸を多く含む部分水素添加油脂の食品への添加を原則認めない規制が6月に始まる。

日本人のトランス脂肪酸の摂取量は米国などと比べて比較的少ないとされている。しかし、米国で規制方針が打ち出された2015年以降、日本でもネガティブなイメージが広がっているという。雪印メグミルクによると「およそ2割はマーガリン市場が縮小した」という。

同社はマーガリン商品へのネガティブイメージを抑えるためにも全面的に商品を切り替える。対象となるのは主力マーガリン商品「ネオソフト」など12品。3月から部分水素添加油脂を使わない商品に切り替えるほか、6月からは商品パッケージに「部分水素添加油脂不使用」の文言を記載する。

部分水素添加油脂は商品の「塗りやすさ」や「風味の良さ」を出すために必要な成分。雪印メグミルクは油脂メーカーと共同で開発した新しい油脂原料を採用。油脂の加工・配合技術により、きるだけ切り替え前の商品の風味を再現したという。コストはかかるが、希望小売価格は据え置く。

トランス脂肪酸をめぐっては明治も対策に動いている。17年11月に発売した油脂商品「明治スプレッタブルバターの新しいおいしさ」はバターとクリームチーズ、菜種油、塩の4つの素材のみを原料として使っている。消費者の関心が高まるなか、今後も同様の動きが広がっていきそうだ。

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