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J1神戸「魅力のある、勝てるスタジアム」へ改修

サッカーJ1のヴィッセル神戸が本拠地、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)の改修に乗り出している。悲願の初優勝を実現するためにも、サポーターの大きな声援を得られる「勝てるスタジアム」が必要。立花陽三社長は「(ホームの試合を)できれば毎試合、満員にしたい。初めて来た人にも面白いと感じてもらえる仕掛けをどんどん打ち、魅力あるスタジアムにしたい」と力を込める。

クラブは神戸市と協定を結び、4月1日から10年間、市が所有する同スタジアムの管理運営事業者となる。施設改修への投資が可能になったのを受け、数億円をかけて「スポーツ興行からエンターテインメント興行へ」をコンセプトにした空間づくりに取り組む。

新設されるテーブル席のイメージ=ヴィッセル神戸提供

観客がより臨場感を味わえるよう、ゴール裏のホームサポーター席をピッチぎりぎりまでせり出す形で拡張するほか、ピッチサイドにはテーブル席を新設。8人掛けのボックス席も新たに用意して、様々な客層を取り込めるようにする。運営事業者となるのに先駆けて改修に着手し、3月3日のホーム開幕戦でお披露目となる予定だ。

熱心なリピーターを増やすには、プレーの質の向上も欠かせない。その点で追い風となりそうなのが、天然芝と人工繊維を組み合わせた「ハイブリッド芝」の導入だ。開閉式屋根の影響による日照不足などで、同スタジアムの芝は生育が悪く、傷んでめくれやすかった。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場に選ばれたことから神戸市が導入を決断。「Jリーグの本拠地では初」(クラブ)という最先端の芝が新シーズンから使用される。

ハイブリッド芝は天然芝の間に2センチ間隔で長さ約20センチの人工繊維を打ち込むもの。天然芝の根が人工繊維に絡みついて成長するため強度が増し、水はけも良くなってはがれにくいという。市は併せて、地中に冷水や温水を流す配管を敷き、芝を適温に管理する「地温コントロールシステム」も導入。ハード面の整備に約6億円をかけた。

堅守速攻を持ち味としてきた神戸だが、ピッチ改良を機にスペインの強豪バルセロナのような華麗なパスサッカーへの転換を目指す。「パスワークが生きる芝になるので、スタイルを変える絶好のタイミング。今まで以上に攻撃的で、見ている人に楽しんでもらえる魅力的なチームをつくりたい」と、新たに強化の総責任者に就任した三浦淳寛スポーツダイレクター。生まれ変わるスタジアムを味方に、昨季9位からの躍進を期す。

(常広文太)

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