2018年6月23日(土)

フェイスブック2割増益、売上高最高 10~12月
閲覧時間減るも広告収入なお増加

2018/2/1 6:48 (2018/2/1 7:04更新)
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 【シリコンバレー=中西豊紀】米フェイスブックが31日発表した2017年10~12月期決算は純利益が前年同期比20%増の42億6800万ドル(約4659億円)だった。売上高は47%増の129億7200万ドルで四半期の過去最高を更新した。偽ニュース対策の影響でユーザーのサイト閲覧時間は減ったものの、引き続き業績は底堅い。

 マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は声明で「17年は強い年だったが厳しい年でもあった」とコメント。偽ニュース対策として一部の動画表示を減らした結果、10~12月期はユーザーによる同社サイトの総閲覧時間が1日あたり5000万時間減ったことを明らかにした。

 閲覧時間の減少はサイトの広告価値を損ねるが、それでも10~12月期の広告事業の売上高は48%増と大幅に増えた。トランプ税制の影響などで31億9400万ドルを引き当てたが、2割増益を計上するだけの稼ぎがあった。

 12月末の月間利用者は21億3000万人。このうち毎日サイトを利用する人は14億人で1年前に比べ14%増えた。従業員の数は2万5105人で47%増えた。同社は18年に向け不正な投稿や広告を監視するスタッフを増やしており、人員増はその影響もありそうだ。

 売上高に占める広告事業の割合は98%とネットやモバイルの広告に収益を頼る状況が続く。同社が米グーグルと並びネット広告で圧倒的な地位を占めていることの裏返しだが、一方でザッカーバーグ氏は閲覧時間を増やすことよりもコンテンツの質の改善を優先させるとしている。今後、売り上げの伸びが鈍化する可能性はある。

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