2019年6月19日(水)

日立・ファナック・プリファードがAI新会社

2018/1/31 15:25 (2018/1/31 15:59更新)
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日立製作所は31日、人工知能(AI)開発のプリファード・ネットワークス(PFN、東京・千代田、西川徹社長)とファナックの3社による共同出資会社「インテリジェント・エッジ・システム」を4月2日付で設立すると発表した。プリファードの持つAI技術を核に、あらゆるものがネットにつながるIoTに活用する

各社1000万円ずつ出資する。自動運転や工場の生産効率改善、がん検診の自動化などで注目されるAI技術を共同で開発する。新会社の社長には日立製作所でIoT推進本部長も務める斉藤裕副社長が就任する。斉藤副社長は3月31日付で日立を退任して4月1日付にファナック副社長に就任し、新会社の社長を兼務する。

■ロボットなどリアルタイム制御

新会社ではAIを活用して工作機械、産業ロボットなどをより高速にリアルタイムに制御するシステムを開発する。日立とファナックは、PFNのAI技術を活用する。日立の西山光秋最高財務責任者は「社会・産業分野に広く使われるシステムを対象に考えている」と話した。

日立は電力や鉄道といった社会インフラ設備のOT(制御技術)とIT(情報技術)を融合させて進化させた産業用IoTプラットフォームの「ルマーダ」を開発、利用を呼びかけている。ファナックは工作機械・産業用ロボットに関するノウハウを持つ。

PFNは自ら学習機能を持つ人工知能「ディープラーニング」(深層学習)のフレームワークを開発したことで知られる。深層学習は多数の事例を読み込ませて情報システムに最適な行動を判断させる手法。深層学習のフレームワークは米グーグルや米フェイスブック、米マイクロソフト、米アマゾン・ドット・コムなど世界IT(情報技術)大手がこぞって一般公開しており、これからは淘汰が進むとみられている。

トヨタ自動車やNTTなどがPFNに出資している。PFNは2014年3月に創業した。オープンソースの深層学習フレームワーク「チェイナー」などを提供している。重点分野は交通システム、製造業、バイオ・ヘルスケアに置いている。

プリファード トヨタも頼る異能のAI集団 トヨタ自動車、NTT、ファナック。たった100人あまりの技術者集団が名だたる日本の名門企業と相次ぎ提携を決めた。営業マンはゼロ、「下請け仕事ならやらない」と宣言する。技術者の大半が20~30歳代、就職の条件には「コンピューターのすべてに精通していること」。目指すは「未来のグーグル」だ。

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