富士フイルムホールディングス(HD)は31日、傘下の富士ゼロックスで構造改革を実施し、国内外で1万人を削減すると発表した。2018年3月期下期に構造改革費用として490億円を見込む。国内外の営業や生産体制を抜本的に見直し、成長路線への回帰を目指す。
20年3月期以降に、国内外1万人の人員削減を実施する。そのほか、国内外の営業体制を見直すほか、生産拠点の統廃合や開発体制の再編なども進める。18年3月期以降の3年間で、構造改革費用として720億円を見込む。
31日に発表した18年3月期の連結営業利益の見通しは1300億円と、従来見通しに比べて29.7%減となる。