駐韓米大使の人事白紙か 北朝鮮政策で不一致と報道

2018/1/31 10:31
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【ワシントン=共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は30日、関係者の話として、駐韓米大使にブッシュ(子)政権下で北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議次席代表を務めたビクター・チャ氏を起用する人事案が白紙になったと伝えた。北朝鮮などを巡るトランプ政権との政策不一致が原因としている。

同紙によると、チャ氏は政権の国家安全保障会議(NSC)のスタッフらが検討している北朝鮮への限定攻撃案に懸念を示した。トランプ大統領が求める米韓自由貿易協定(FTA)の再交渉にも否定的だという。

米政府高官は同紙に「今のところ大使に指名する候補はいないが、適任者が見つかればすぐに指名する」と説明した。

駐韓大使のポストはトランプ政権の発足に伴い、前任のリッパート氏が昨年1月に離任して以降、空席が続いている。同紙によると、米政府は昨年12月、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)で韓国部長を務めるチャ氏の内定を韓国側に公式に伝えていた。

核・ミサイル開発を進める北朝鮮の脅威が高まる中、米議会では要職不在を懸念する声が高まっている。CSISのマイケル・グリーン上級副所長は30日の上院軍事委員会公聴会で「敵国が同盟を分断しようとする時こそ、駐韓大使が必要だ」と強調した。

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