アクシアルの4~12月期、純利益1%減
アクシアルリテイリングが30日発表した2017年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比1%減の49億円だった。パート従業員への社会保険の適用拡大による人件費の増加が響いた。
売上高は2%増の1763億円。だしのうまみを生かし塩分を抑えた「だし香るシリーズ」など総菜が堅調だった。競争激化で既存店の客数は減ったが、夕方以降の品ぞろえを見直した効果などで客単価は増えた。2店舗の出店も寄与した。
17年10~12月の3カ月では、経常利益や純利益が前年同期を大幅に上回った。「社会保険の適用拡大の影響がほぼ一巡した」(山岸豊後専務)ためだが、4~9月の減益を補えなかったという。
18年3月期の連結売上高を前期比1%増の2310億円、純利益をほぼ横ばいの58億円とする従来予想に変更はない。
関連キーワード