2019年7月17日(水)

火山ガス上昇で爆発か 草津白根山噴火

2018/1/30 17:25
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23日に噴火した草津白根山の本白根山(群馬県)では、地下のマグマから出た高温の火山ガスが上昇し、水蒸気噴火に至った可能性があることが、30日までの東京工業大・草津白根火山観測所の野上健治教授(地球化学)らの分析で分かった。マグマが活発化している可能性もあり、ガスの監視が欠かせないという。

今回噴出した火山灰や噴石を分析するとフッ化水素や塩酸、二酸化硫黄が含まれていた。隣接する草津白根山の白根山では地下にある高温高圧の熱水に溶け、ガスとしてはほとんど出てこない。

野上教授は「白根山に上がって湯釜を温めていた火山ガスが、新たに本白根山への通り道ができて上昇し、今回の噴火を引き起こした可能性がある」と話す。地表に出る火山ガスの成分変化を調べることが、今後を予測する鍵になるという。

野上教授は、本白根山も白根山もマグマだまりが共通するとみている。本白根山の地下に熱水がたまっているのかどうかなど、地下構造の研究も課題だという。

火山噴火予知連絡会の石原和弘会長(京都大名誉教授)は「地下で高温のガスが関わっている。普通の水蒸気噴火とは言えないのではないか」と指摘。地下のマグマが上昇したことを示す観測データはないが、マグマが活発化している可能性もあり、観測を強化する必要があるとしている。〔共同〕

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