2018年5月22日(火)

グーグル系ウェイモ、自動運転の試験車 数千台に拡大

2018/1/30 16:25
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 【シリコンバレー=中西豊紀】米グーグル系の自動運転開発会社ウェイモは29日、公道試験用の車を今の600台から数千台へと大幅に増やすと発表した。車は提携相手の欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)から調達する。車から得られるデータの量を増やし、他社に先行して実走行に耐えられる自動運転システムを構築する。

 ウェイモのジョン・クラフチック最高経営責任者(CEO)は同日、「我々の自動運転車は研究開発の段階から運用と導入に向けて動き出した」との声明を発表した。カリフォルニア州やミシガン州など全米25都市での公道実験をさらに進めるほか、アリゾナ州で実施中の無人ライドシェアサービスの実験も加速させる。

 18年後半に向けて大量購入する車は8人乗りのFCAのミニバン「パシフィカ」で、すでに使っている600台の同型車に加える形となる。ウェイモは調達価格を明らかにしていないが、今回の車の購入は16年に始まったFCAとの提携が機能していることを示している。

 自動車メーカーではないウェイモは自動運転用の人工知能(AI)システムはつくれても、それを量産車に載せて市販できる製品にまで落とし込むノウハウには乏しい。FCAとの協業はこうした事業化に向けた課題を見据えたものだ。

 一方で最近は自動車メーカーも追い上げを始めている。米ゼネラル・モーターズ(GM)は19年にハンドルが無い自動運転車の量産モデルを市場投入する方針。フォルクスワーゲン(VW)も元グーグルの幹部が立ち上げたベンチャー企業と提携し自動運転車の開発を急いでいる。

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