ETCで駐車場の料金精算 イオンモールで試行運用

2018/1/30 18:00
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日経テクノロジーオンライン

首都高速道路、首都高ETCメンテナンス(東京・港)、アマノ日立製作所の4社は、「ETCの多目的利用サービスの拡大に向けた取り組み」の一環として、イオンモール幕張新都心の駐車場でネットワーク型ETC技術を用いた試行運用を行う。試行運用はイオンモール協力の下、イオンモール幕張新都心 ファミリーモール駐車場(千葉市美浜区)で、2018年2月28日から同年3月27日まで実施する。

イオンモール幕張新都心 ファミリーモール駐車場(出所:首都高速道路のプレスリリース)

イオンモール幕張新都心 ファミリーモール駐車場(出所:首都高速道路のプレスリリース)

ネットワーク型ETC技術は、遠隔地に設置した情報処理機器と駐車場などにおける複数の路側機を通信ネットワークで接続し、路側機で取得した情報を集約して一括処理する。これにより、ETCカードによる決済の安全性を確保する。

発表によると、2006年からは利用者番号サービスにより、高速道路の料金徴収以外にもETC車載器を活用するサービスが始まったが、決済処理方法を事前に登録する必要があるなどの課題があった。一方でICT技術の進展により、ネットワーク速度やシステムの処理能力は向上し、セキュリティー装置を遠隔地に設置しても安全に決済処理が行える環境が整ってきた。

そこで、駐車場における料金決済にETCを活用できるよう、駐車場精算機メーカーと情報通信機器メーカー、ETCセキュリティー管理、ネットワーク型ETC機器の保守を行う各事業者が協力し合い、高度なセキュリティーを確保したシステムの構築と運用を共同開発することにしたという。今回、セキュリティーが確保された安全なシステム運用のめどがついたことから、4社で試行運用し、技術面と運用面の検証を行う。

ネットワーク型ETCシステムの構成イメージ(出所:首都高速道路のプレスリリース)

ネットワーク型ETCシステムの構成イメージ(出所:首都高速道路のプレスリリース)

試行運用箇所(出所:首都高速道路のプレスリリース関連資料)

試行運用箇所(出所:首都高速道路のプレスリリース関連資料)

試行内容は、駐車場の入庫時と出庫時にETCカード番号を用いて通信・決済処理を行い、一連のシステム動作を確認する。4社はシステムの導入により「期待される効果」として、(1)駐車場料金の支払い操作の負担軽減や時間短縮、精算機への幅寄せが不要となる、(2)駐車券などのコスト削減、省資源化、(3)商業施設などと連携した新たなサービスの創出を挙げる。現在、同駐車場の利用者を対象に試行運用に参加する100人のモニターを募っている。モニター受付は2018年2月27日まで。

(日経テクノロジーオンライン 森元美稀)

[日経テクノロジーオンライン 2018年1月29日掲載]

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