2019年8月20日(火)

原発避難といじめ関連示唆 新潟の中2女子

2018/1/29 21:26 (2018/1/29 23:54更新)
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東京電力福島第1原発事故後に福島県から新潟県に避難した中学2年の女子生徒が、複数の生徒から「菌」と呼ばれるいじめを受けた問題で、避難との因果関係などを調べた第三者委員会は29日、「原発事故の避難者であることと無関係とは言えない」と関連を示唆する調査結果をまとめた。

報告書では、被曝(ひばく)を避けるために避難した家族への無理解は根強く、子供たちはそのような大人の差別や偏見に日常的にさらされていると強調。「女子生徒は小学生のころから他の生徒に『けがれる』などと言われていた」と指摘し、「被害生徒や父母が関連性はあると受け止めたとしても無理はなく、非常に大きな心身の苦痛を受けた」とまとめた。

中学校は、女子生徒が1年生だった2016年7月に「人間なのに」と題した作文でいじめを訴えたのに、担当教諭が見落としていた。同年12月に保護者からの連絡で、生徒の名前に「菌」と付けて鬼ごっこをするいじめを把握したという。

保護者は小学生のころからいじめにあっていたことを学校側に伝えており、第三者委は「小学校時代のいじめ被害を意識していれば、早期に把握することもできたのではないか」などとして、学校の対応が不適切だったと指摘した。

報告を受け取った教育委員会の教育長は「中学校でこのようないじめがあり、被害生徒に申し訳ない。対策を考えたい」と述べた。教委によると、女子生徒は外部のカウンセリングを受けながら、登校を続けているという。〔共同〕

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