首相、TPP内容見直し「困難」 米復帰検討で強調

2018/1/29 23:45
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安倍晋三首相は29日の衆院予算委員会で、トランプ米大統領が環太平洋経済連携協定(TPP)復帰の検討を表明したことに関し「歓迎したい」と述べた。一方、2015年にオバマ前政権のもとで合意した米国を含む12カ国の協定内容の見直しに関しては「ガラス細工だ。我々はあれがベストだと考えており、変えることは極めて難しい」と強調した。

衆院予算委で答弁する安倍首相(29日午後)

トランプ氏が大統領に就任した直後の17年1月にTPPからの離脱を決めたのを受け、米を除く11カ国が昨年11月に大筋合意した。参加国は今後も米国に復帰を働きかけていく構えだが、12カ国によるオリジナル版は一部を修正すると各国の要求が噴出して収拾がつかなくなる可能性があり、各国は再協議に否定的だ。

日本政府は「TPP11」を予定通りに3月に署名し、発効する考え。首相は29日の衆院予算委で、米国を含む再交渉の可能性を問われ「具体的な課題についてはまだ一言も発信がない。米国側がどういう考え方を持っているかをまず聞いてみる必要がある」と語った。

トランプ氏は25日、米テレビのインタビューでTPPへの復帰検討を突如表明。首相は日米首脳会談などで米国のTPP復帰を要請してきた経緯があり「TPPの意義についてはトランプタワーで大統領になる前からしつこく申し上げてきたし、ゴルフをしながらもTPPに入るべきだと話してきた」と指摘した。

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