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三菱ケミカル、中国知財裁判で勝訴 浄水器の意匠権巡り

三菱ケミカルは29日、中国企業が浄水器の意匠権を侵害しているとして損害賠償と製造販売の差し止めを求めていた訴訟に対し、北京の知財裁判所が三菱ケミカルの主張を認める判決を下したと発表した。同裁判所は中国企業の一部製品について製造販売を差し止めるとともに、総額約80万元(約1400万円)の損害賠償の支払いを命じた。

三菱ケミカルは中国の浄水器メーカー、「恵州七芯膜浄化環保」が2007年以降に発売した蛇口型浄水器と浄水フィルターの6製品が意匠権を侵害していると判断。16年1月に、知財裁判所の北京知識産権法院に訴訟を提起していた。

同裁判所は17年12月11日、6製品すべてで意匠権の侵害を認め、恵州七芯膜浄化環保に損害賠償の支払いを命じた。一部の意匠権は裁判の進行中に保護期間が終了したため、製造・販売の差し止め対象は2製品にとどまった。今後、恵州七芯膜浄化環保が上訴しなければ判決が確定する。

三菱ケミカルは「クリンスイ」ブランドで30年以上にわたって浄水器を販売している。同社によると、中国の一般家庭や店舗で設置する浄水器市場は販売台数で年1500万台。現状は日本に比べると水道設備の不十分な地域が多く、浄水機能が高い逆浸透膜を搭載した大型機器を取り付けるケースが主流という。

ただ、今後は蛇口に取り付ける小型浄水器の商機が広がる見込み。市場拡大の前に知財保護の姿勢を知らしめたい考え。

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