2019年2月18日(月)

カナダ、自動車貿易で米国に対案 NAFTA再交渉で

2018/1/29 15:00
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【モントリオール=鳳山太成】カナダ政府は28日までに北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で自動車貿易における米国の要求に対案を提出した。域内で関税がゼロになる条件を定めた「原産地規則」の適用方法に柔軟性を持たせる。自動車の原産地規則を巡る議論は大きな対立点となってきた。カナダの対案が最終的に通れば、再交渉の進展を促しそうだ。

米国は2017年10月の第4回会合で、自動車の原産地規則で米国製部材を50%以上使う条項を求めた。しかし、域内3カ国に分散したサプライチェーン(供給網)に混乱をもたらすとして、カナダとメキシコは反対してきた。

カナダメディアによると、カナダ政府は自動車がどの程度、「米国産」かを計算する際に部品や材料だけでなく、米国が強い分野である知的財産や研究成果も含める仕組みを提案した。新しい計算方法が認められれば、「米国製部材を50%使う」という条件を達成しやすくなり、カナダとメキシコが米国の要求を受け入れやすくなる。

米国とカナダ、メキシコは1月23日から29日までカナダのモントリオールでNAFTA再交渉の第6回会合を開いている。しかし、多くの分野で対立点が残っており、目標としている3月に妥結できるかは不透明だ。妥結目標を先延ばしする案も取り沙汰されている。

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