2019年6月20日(木)

小笠原の鳥、固有種と判明 繁殖地限られ絶滅危機

2018/1/29 9:17
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世界に広く分布するセグロミズナギドリと考えられていた小笠原諸島(東京都)の海鳥が、80万年以上前に近縁の種と分かれた同諸島の固有種であることがDNA分析で分かったと、森林総合研究所(茨城県つくば市)が29日までに発表した。

小笠原諸島の固有種と判明した海鳥(2017年6月、小笠原諸島の南硫黄島)=森林総合研究所提供・共同

1915年に新種として発見され、オガサワラミズナギドリと呼ばれたが、その後、分類が二転三転した経緯があった。繁殖が確認されているのは無人島の東島と南硫黄島だけで、絶滅の懸念がある。川上和人主任研究員は「オガサワラミズナギドリの名前が復活し、保全が一層進むことを期待する」と話した。

この海鳥は体長約30センチで、背が黒く、腹が白いのが特徴。個体数が少なく、きちんと分析できなかったため、これまで分類が定まらなかった。2島以外では、外来のクマネズミに襲われるため繁殖が難しいとみられる。

研究所は、世界各地にすむ35種程度のミズナギドリの仲間のDNAと比較。この海鳥が小笠原の固有種で、太平洋のハワイやフランス領ポリネシアの種と近縁だと判明した。〔共同〕

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