仮想通貨流出、安全性「話が違う」 利用者憤り

2018/1/27 11:06 (2018/1/27 12:54更新)
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仮想通貨取引所のコインチェック(東京・渋谷)で580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した問題。仮想通貨は、取引価格が急上昇した2017年末ごろから若年層を中心に利用者が急拡大した。同社ではネム以外の通貨保有者も入出金ができなくなっており、利用者の間で不安が広がっている。

コインチェックが入るビル前に訪れた利用客(左)(27日午前、東京都渋谷区)

26日の問題発覚直後から、東京都渋谷区の同社本社前には心配になった利用者らが集まった。同日夜に都内で始まった記者会見では、同社は影響を受ける人数は「調査中」、補償についても「検討中」などとして、明らかにしなかった。

東京都杉並区の男性(30)は27日朝、契約解除を求めて本社を訪れたが、中からの反応はなかった。

2017年12月から計85万円を入金し、仮想通貨「リップル」を売買している。「昨日から入出金も取引もできない。セキュリティーは万全と言っていたのに、話が違う」と憤った。

年明けの価格が高騰した局面では一時、通貨の保有額が数倍にふくれあがった。友人でも仮想通貨の取引をしている人が多いという。「どうしてこんなことに。倒産されたら困る」

「とにかく会社側にきちんと説明してほしい」。新宿区の接客業の男性(35)は17年夏以降、同社の口座に約100万円を入金した。同社について「テレビでCMをやって、周囲でも人気があるので信頼していた」。一方で、取引所としての金融庁の登録審査が済んでいないことには不安もあった。「海外でも流出の問題があり、いつかこういうことが起こるかも、と覚悟はしていたが…」と肩を落とした。

短文投稿サイト、ツイッターでは26日以降、「私の3000万円が消し飛びました」「(コインチェックから銀行口座に)送金したのに反映されない」と訴える利用者の声が相次いだ。

「セキュリティー緩すぎ」と批判するつぶやき、「取引所はよく調べないと怖い」「仮想通貨全体の信用が下がった」などとする投稿もあった。

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