2018年9月20日(木)

トランプ氏「多国間でTPP協議も」 ダボス会議

2018/1/26 22:55
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 【ダボス(スイス東部)=河浪武史】トランプ米大統領は26日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、「環太平洋経済連携協定(TPP)の参加国と多国間で通商協議する用意がある」と述べ、協定復帰を検討する考えを表明した。一方で「知的財産権の侵害など、不公正な貿易慣行は許さない」とも述べ、中国などを念頭に制裁措置も辞さない考えを強調した。

 演説では通商政策に多くの時間を割き「もし我々の利益にかなうなら、TPP参加国とは個別とともにグループでも協議する用意がある」と述べた。トランプ氏は大統領就任と同時にTPPからの離脱を決めた。米国の交渉力を発揮できる2国間交渉を優先するとしてきたが、就任2年目で方針転換する。具体的な交渉スケジュールには言及しなかった。

 一方で貿易相手国の知財侵害や過剰な政府補助金などを挙げて「グローバル市場をゆがめる慣行は許さない」とも述べた。巨額の貿易赤字を抱える中国を念頭に発言したとみられ、関税引き上げといった制裁措置も視野に入れる。「自由で開かれた公正かつ互恵的な通商関係をのぞむ」と語り、貿易不均衡の解消をめざす考えを強調した。

 北朝鮮の核・ミサイル開発問題では「朝鮮半島の非核化に向け、最大限の圧力をかける必要がある」と主張。各国にも同調を呼びかけた。

 米大統領が同会議に参加するのはクリントン氏以来、18年ぶり。就任から丸1年たったトランプ氏は、演説で大型減税や規制緩和などの実績をアピール。「米国第一主義は孤立主義を表すものではない」と述べて、米国内への積極投資を呼びかけた。

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