2018年4月27日(金)

インフルエンザが流行ピークに 患者最多の283万人
A型とB型が同時流行

2018/1/26 20:17
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 インフルエンザが猛威を振るっている。厚生労働省が26日、発表した最新の1週間(1月15~21日)の患者数は1医療機関当たり51.93人で、統計開始の1999年以降、最多となった。A型とB型の2つのウイルスが同時に流行し、感染拡大につながっているとみられる。加藤勝信厚労相は同日の閣議後の記者会見で「外出後の手洗いなど様々な予防策に努めてほしい」と呼びかけた。

 厚労省によると、患者数は全国約5千の定点医療機関から報告。1医療機関当たりの患者数は鹿児島県(86.53人)をトップに全国的に今季初めて大流行の発生を示す警報レベル(30人)を超えた。昨季より1週間早く大流行が起きている。

 この1週間に全国の医療機関を受診した推計患者数は前週に比べ、約65%増の約283万人と急増。年齢別では5~9歳が約59万人、10代が約40万人だった。この結果、今季(2017年9月4日以降)の患者数は推定837万人に達した。

 厚労省によると、国内で最近、流行しているのはA型2種類とB型の計3種類。例年と異なるのは、B型患者の急増だ。直近の5週間では、2009年に新型インフルエンザとして世界的に流行したA型と、B型の検出割合がともに4割程度で全体の約8割を占めた。

 厚労省は毎年2月に増え始めるB型が例年に比べ、1カ月早いペースで増えているとみる。2つの型のウイルスが同時に流行し、患者数を押し上げているとみられる。

 インフルエンザは主に、他人のせきやくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことで感染し、気温と湿度の低下に伴い流行が起きる。強い寒気と冬型の気圧配置が続いた影響で厳しい寒さが続く中、高齢者や子供を中心にインフルエンザがさらに広がる恐れがある。

 感染の拡大で学級・学年閉鎖や休校が相次ぐ。小学校や中学校などの合計は前週比約47倍の7536施設だった。入院患者数は2370人で、前週と比べ36%増えた。首都圏では中学・高校の入試シーズンが本格化。東京都と神奈川県で2月1日から私立中学で、2月10日からは私立高校でそれぞれ入試が始まる。今後、受験生や家族の体調管理にはさらに注意が必要となる。

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