2018年6月19日(火)

草津白根山、同程度の噴火も 予知連「火口は複数」

科学&新技術
2018/1/26 15:35
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 群馬県と長野県にまたがる草津白根山の噴火を受け、火山学者らでつくる火山噴火予知連絡会は26日、気象庁で臨時会合を開いた。会合後の記者会見で、予知連会長の石原和弘京都大学名誉教授は「当面は同程度の噴火が発生する可能性があるが、マグマがかかわるより大きな噴火の可能性が高まったとはいえない」との見解を示した。

 気象庁などの分析によると、草津白根山の本白根山は当初の推定よりやや遅い23日の午前10時2分ごろに噴火した。本白根山鏡池の北側、東西方向約500メートルの範囲に新たな複数の火口ができたと推定している。

 予知連委員で草津白根山を観測研究してきた野上健治・東京工業大学教授は「同じような災害を起こしてはいけない。噴火をちゃんと監視できる体制を整備する必要がある」と述べ、他の大学と協力して本白根山の観測機器の設置を進める考えを示した。

 本白根山が前兆とみられる現象がないまま噴火したことに対し、野上教授は「今までの火山観測の哲学が覆され、ふりだしに戻った」と語った。

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