2018年12月13日(木)

日銀黒田総裁、「出口戦略の議論、不適切」
ダボス会議で記者団に

2018/1/26 9:32
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【ダボス(スイス東部)=小滝麻理子】日本銀行の黒田東彦総裁は25日、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)の会場で記者団に「世界経済は全体としてバランス良く成長している」との見方を示した。日本では物価上昇率が政策目標の2%になお遠いため、金融緩和の出口戦略について語るのは適切ではないと発言。「粘り強く金融緩和を続け、目標を達成したい」と語った。

米国のムニューシン財務長官が24日に「弱いドルは米国の利益になる」と発言したことには「為替相場は経済のファンダメンタルズを反映して安定的に推移するのが一番望ましく、それが国際的な合意だ」と述べた。

ムニューシン氏の発言には欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁も25日の記者会見で、為替相場への言及を避けるという国際的なルールに反していると批判。「われわれは競争的な通貨切り下げはしない」と語った。

黒田氏は春闘に向けて政府や労使間で3%の賃上げの協議がされていることについて「良いことだし、期待している」と語った。4月に任期満了となる自身の人事については言及を避けた。

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