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M・デムーロ、果敢な騎乗と勝負強さ健在
年明け早々存在感

2018/1/28 6:30
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栗東所属のイタリア人騎手、ミルコ・デムーロ(39)が年明けから早速、存在感を示している。14日には京都で1日6勝の固め打ち。メインレースのG2、日経新春杯(芝2400メートル)を勝ち、2018年最初の重賞勝利を飾ると、21日にもG2を制覇した。17年には史上最多タイとなるG1年間6勝を挙げ、大舞台で無類の勝負強さを発揮。最多勝ランキングでも3位に入る活躍をみせた。18年も前年以上の活躍を期待させる好調なスタートを切った。

馬それぞれの特長を生かすM・デムーロ(右、昨年11月)=共同

馬それぞれの特長を生かすM・デムーロ(右、昨年11月)=共同

日経新春杯では1番人気のパフォーマプロミス(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)に騎乗。3番手の内柵沿いからレースを進め、最後の直線で馬群の外に進路を取り、逃げ馬をかわしていく、完璧ともいえる騎乗で勝利を引き寄せた。藤原調教師も「ミルコが百点満点の騎乗をした」とたたえた。「(馬群の)外に出したときに負けないと思った」というデムーロは、16年4月9日など、過去に1日5勝は達成したことがある。「1日6勝は僕のニューレコード。とてもうれしい」と喜んだ。

果敢にインコースを突いたり、勝負どころとみるや少し早いタイミングでも仕掛けていったりするなど、積極的な騎乗が持ち味。ダンビュライト(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)に騎乗した21日のアメリカジョッキークラブカップ(G2、中山芝2200メートル)でも、スローとみるとすかさず2番手に付ける早めの立ち回りで、差し戦法の有力馬を退けた。積極性が売りの騎乗スタイルのため、好不調の波は大きいが、一度、上げ潮に乗ると手が付けられなくなる。

「馬をしっかり動かしてくれる」(関西の有力調教師)と技術の評価も高いうえに、大きなレースになればなるほど、勝負強さを発揮するところがデムーロのすごさ。17年のG1年間6勝は記録自体も出色だが、史上初めて、全て違う馬に騎乗して達成した点で快挙である。それぞれの馬の特長を生かす技術と大舞台での勝負強さがかみ合った、デムーロだからこそ可能な芸当だったといえる。

「去年と同じ(くらいの成績)なら満足といえる。でも、僕の性格は『もっと勝ちたい、いっぱい勝ちたい』」と貪欲だ。今年に入り、7日間の開催を消化したが、デムーロは昨年末に走行妨害による騎乗停止処分を受けており、年明け2日間は騎乗できなかった。にもかかわらず11勝。最多勝争いですでに2位につける。すぐに重賞を勝つ勝負強さも相変わらず。デムーロの騎乗から今年も目が離せない。(記録は21日現在)

(関根慶太郎)

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