2018年4月21日(土)

AIで飲食店の需要予測 予約管理のトレタが研究所

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小売り・外食
AI
2018/1/25 11:49
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 飲食店予約管理システムのトレタ(東京・品川、中村仁社長)は、飲食関連ビッグデータの活用を目的にした「トレタデータサイエンス研究所」を設立した。同社が契約する1万店以上の飲食店から得た予約や購買に関するデータを活用。産学連携で人工知能(AI)と組み合わせた店舗の需要予測などに生かす。データ資本主義の波があらゆる業界に押し寄せる中、デジタル化の遅れが顕著な飲食業界の効率化を支援する。

リクルートを経て「トレタデータサイエンス研究所」の所長に就いた萩原静厳氏

 同研究所の所長には萩原静厳氏が就き、全体で6人が兼任で研究にあたる。萩原氏はリクルートのネットビジネス部門でビッグデータの担当をした経験もある。研究所の立ち上げをにらみ、2017年にトレタに入社していた。副所長はトレタの最高デザイン責任者(CDO)である上ノ郷谷太一氏が就いた。

 また、同研究所は慶応大学の星野崇宏教授および星野研究室との共同研究でも合意した。星野教授は統計学や行動経済学が専門で、トレタの飲食関連ビッグデータを科学的に分析しマーケティング力の強化などに生かす。

 飲食業界は中小・零細企業も多く、自らでIT(情報技術)投資する余力は大企業ほどない。トレタは過去の予約データから需要予測を導き出して店舗の人材や仕入れなどを最適化したり、キャンセル数の予測をしたりできるようになるのが目標。位置情報とひも付けた出店シミュレーションの実用化もめざし、総合的に飲食店を支援する仕組みをつくる。

 慶応大の星野教授は飲食店のマーケティング力強化のほかにも効果が見込めると指摘。「食品飲料メーカーの生産や営業活動の効率化、政府マクロ統計の精度向上、景気予測など様々な分野に大きな波及効果をもたらす」と期待を示した。

(企業報道部 加藤貴行)

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