アップル、2月に米英豪でAIスピーカー 「音楽」重視

2018/1/24 3:38
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルは23日、音声認識人工知能(AI)を搭載したスマートスピーカー「ホームポッド」を2月9日に米国と英国、オーストラリアで発売すると発表した。価格は349ドル(約3万9千円)。自社の音楽配信サービス「アップルミュージック」との連携を重視し、大音量で音楽を聴いている時も声で操作できるようにした。

2月に米英豪で発売する「ホームポッド」

アップルは当初、2017年12月の発売を予定していたが「消費者に届ける前にもう少し時間が必要」と延期した経緯がある。米英豪では26日に予約の受け付けを始め、春にはフランスとドイツでそれぞれの言語で使える商品を売り出す。日本での発売時期は未定。

スマートスピーカーは7割近いシェアを持つアマゾン・ドット・コムやグーグルをはじめ、様々な企業が数十ドルの価格帯から製品を販売している。こうした環境下で後発のアップルは「画期的な音楽体験」を掲げる。

低音域をしっかりと出すスピーカーや、大音量の音楽を流していても利用者の声を聞き取れる6つのマイクなどを組み込んだ。空間認識技術を使い、部屋のどこに置いてもきれいな音質で曲を聴けるとしている。形は高さ約18センチメートルの円柱状。

音声AIはスマートフォン「iPhone」に搭載しているSiriを使い、選曲などアップルミュージックのあらゆる操作を声だけでできるようにした。リリース年など、曲に関する情報を尋ねることもできる。

ホームポッドでは他のAIスピーカーと同様に天気やその日の予定を確認したり、ネットワークで接続している照明をつけたりすることも可能。ただ、アップルが発表資料でこうした機能に触れたのは音楽に関する特徴の記述の後だった。

ホームポッドはすでにアップルミュージックなどのサービスを利用している人にとっては使いやすいスマートスピーカーだといえそう。ただ、アップルが発売時期を延ばしている間に他社は年末商戦でスマートスピーカーを大量に売った。もともと高級スピーカーを手がける企業がアマゾンやグーグルの音声AIを組み込む事例も出てきており、競争は激しい。

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