2019年8月18日(日)

カナダ、TPP署名へ トルドー首相「交渉は決着」

2018/1/24 3:27
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【ダボス(スイス東部)=河浪武史】カナダのトルドー首相は23日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で「11カ国での環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が決着したと喜んで発表したい」と述べ、同国も協定に署名する意向を表明した。TPP参加国は同日の東京での会合で、3月の署名を確認。コンテンツ保護策を巡り対立していたカナダの署名参加が焦点となっていた。

トルドー氏はダボス会議での講演の冒頭でTPPに触れ「カナダの労働者にも役立つ正しい協定で、貿易の前進につながるものだ」などと満足感をにじませた。交渉を主導した日本の安倍晋三首相にも謝意を示した。カナダはTPP交渉で自国産コンテンツを保護する「文化例外」を主張し、23日までの協議で主張が事実上受け入れられた。

TPP参加国は3月8日にチリで署名式を開く。日本側交渉官らは「カナダが参加しなければ10カ国で署名する」としていたが、カナダも主張が受け入れられたことで署名に加わる方向になった。日本など11カ国によるTPPは、世界の国内総生産(GDP)の約13%、貿易額の約15%を占める巨大な自由貿易協定(FTA)となる。

23日は経済のグローバル化を推進してきたダボス会議の初日。1年前にTPPからの離脱を表明したトランプ米大統領も今年の同会議に参加し、最終日の26日に講演する予定だ。カナダを含む11カ国がTPPの交渉妥結にこぎ着けたのは「米国第一主義」を掲げ保護主義策を強めるトランプ米政権への大きなけん制となる。

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